家主(バンド)のライブを観た

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3月6日(日)「家主」というふしぎな名前のバンドのライブをに行った。名古屋の今池にあるTOKUZOというライブハウスで。

 

家主は、私が通っていた大学の、音楽サークルのメンバーによるバンドだということで知った。直接面識はないけれど、その音楽サークルは大学内でもディープな音楽好きが集っているというイメージで、毎年、学祭の時に配られる機関紙と自主制作アルバムを楽しみにしていた。そこに田中ヤコブさんの曲もあって、いい曲だな~って思っていたから、田中ヤコブさんや家主の今の活躍はすごい!と思うし、音源やライブをこうして地方でも聴けてうれしい。

今池に到着し、時間調整のために近くのコンビニに入って、なぜか目についた「ヌテラ・アンド・ゴー」を買う。ひとりで開場中の待ち時間を過ごすのがつらいので、ぐるぐる街を歩いたりしていたら開演間際になったのでライブハウスへ。会場内には椅子がたくさん置いてあった。スタンディングだと密になってしまうため、座る形式のライブのようだ。ドリンクチケットで引き換えたジントニックをちびちちび飲みながら待っていると家主が登場した。田中ヤコブさんは人間椅子の和嶋慎治さんに似てきているような気がする。

どの曲も、音源で聞いてるのとは違ってこれでもか!っていうくらいロックンロール!ヤコブさんは超絶ギター。彼らはそれぞれが作曲した曲を自分が歌うビートルズスタイルなのだけど、それぞれの持ち味が違って、どれもよい。OTOTOYのインタビューで「バンドは草野球」ってお話されてたけど、ほんとうにそんな感じだなって思った。「こういう系の音楽にしよう」って作ってる感じじゃなくて、それぞれ違う趣味を持つ4人が全力で草野球してるって感じがする。楽しそうに演奏している音楽を聴いていたら楽しい気分になった。お客さんはみんなそうだったんじゃないかな。マイペースだけど斜に構えてなくて、熱い、で、優しい。ふしぎだけど素敵なバンドだ。

個人的に「生活の礎」って曲が好きだったので聞けてうれしかった。

大人だって草野球したらいいんだ!って気持ちになれたし、私も草野球っぽいなにかをはじめたいなと思いました。